The Japanese style wedding

美咲みさきはいとこの結婚式けっこんしきに招まねかれて、初はじめて伝統的でんとうてきな和風わふうの結婚式けっこんしきに参加さんかすることになった。 普段ふだんの結婚式けっこんしきとは違ちがい、今回こんかいは神社じんじゃで行おこなわれるということで、美咲みさきは少すこし緊張きんちょうしていた。 特とくに、神社じんじゃの儀式ぎしきや服装ふくそうのマナーがわからず、当日とうじつまで色々いろいろと心配しんぱいしていた。

結婚式けっこんしきの日ひ、朝あさ早はやくから着物きものを着付きつけてもらい、神社じんじゃに向むかった。 神社じんじゃに到着とうちゃくすると、美うつくしい風景ふうけいが広ひろがっていた。 白無垢しろむくに身みを包つつんだ新婦しんぷと、紋付もんつき袴はかまを着きた新郎しんろうの姿すがたが、静しずかな境内けいだいに凛りんと立たっているのが見みえた。 その姿すがたを見みた瞬間しゅんかん、美咲みさきは息いきを呑のんだ。 まるで歴史れきしの一いち場面ばめんに足あしを踏ふみ入いれたような感覚かんかくだった。